ポルトガル旅行記(2011)

旅行記(カテゴリ):ポルトガル(2011)

ヨーロッパはあまり旅行したことがないけれど、あまり周りの人が行ってない国に行ってみたい、ってことで、以前から候補に挙がっていたポルトガルに行ってきました。

レンタカーでの旅は世界遺産をたくさん回れたけれど、結構忙しい旅でした。食べていないものもたくさんあるし、街の食料品店や商店を見る余裕もなかったし、お酒も飲み足りないし、雨期に来ちゃったから雨ばっかりだったし、まだこの国を堪能しきれていない。ラテン語系の国だけど、出しゃばらず、親切で、なんとなく日本人とメンタリティが似ているような、柔らかく受けとめてくれる街。だから「もう一度来なくてはならない国」に決定。いつか、天気のいい時期に、もう少しのんびりした日程で来てみたいものです。

【目次】

 

 


【こころのこり】
・エストレモスに行けなかった(あんなに楽しみにしてたのに)
・セトゥーバルの市場でケージョ・フレシュコを食べられなかった
・ドウロ川クルーズができなかった
・アローシュ・デ・パトが食べられなかった
・イワシの塩焼きが食べられなかった
・街の食料品店を覗けなかった
・ワインを買って帰れなかった
・ヴィーニョ・ヴェルデの赤(ティント)を飲まなかった
・ジンジャ(サクランボのお酒)を飲まなかった
・胃袋と欲求にマッチする食事の取り方のコツがつかめなかった
・コルクでできたお財布を買ってくればよかった……


遠い国ポルトガル。
派手な観光スポットのない(笑)ポルトガル。

でも、これだけこころのこりがあるんだから、やっぱりもう1回は行かなくちゃ。


今回の旅行の行程。クリックするともうちょっと大きな地図が見られます。
旅行3日目〜9日目のルートはレンタカーで回ったもの。


ちなみに、訪れた世界遺産は(訪れた順)……頑張った(苦笑)。

・リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
・シントラの文化的景観
・エヴォラ歴史地区
・アルコバッサ修道院
・バターリャ修道院
・トマールのキリスト教修道院
・ギマランイス歴史地区
・アルト・ドウロ・ワイン生産地域
・ポルト歴史地区



(※このブログ記事の日付が11/01になっていますが、便宜的に旅行の前の適当な日付に合わせてあります。実際には旅行から帰って来たあとに書いています。それぞれの記事も同様に、あとから書いていますが、旅行の日程と同じ日付に合わせてあります。ご了承のほど)

 

 

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この本から始まった(旅の準備と概要)

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『2週間の休みが取れそうだから、ヨーロッパにでも行くか。スペインもイタリアも行きたいけど、ポルトガルのほうがビックリされるんじゃない?それに「ポートワイン」の産地だし、ワイン好きの旅行先としては「合格」って感じだよね』…ということで少しずつ興味がわいてきたポルトガル。図書館で何となく借りたこの本を読んで、本当に「行きたい」と思うようになりました。

ようこそポルトガル食堂へ (私のとっておき)
食べ物を軸に書かれたポルトガル紀行。いろいろな美味しそうな料理が紹介されていたなかで、私が特に気になったのが、この3つ。

 ・微発泡ワイン ヴィーニョ・ヴェルデ
 ・市場で売ってる作りたてチーズ ケージョ・フレシュコ
 ・パスティス・デ・ベレンというカフェのパステル・デ・ナタ(エッグタルト)

ヴィーニョ・ヴェルデは、日本でもポルトガル食材専門店や、気の利いたワイン屋にはたまーに置いてあったりして日本でも飲めるけれど、やっぱり本場で飲んでみたい。

ポルトガルには、リスボンとポルトという大きな都市が2つある。パック旅行やガイドブックを見ると、この2つの都市を起点として日帰り観光をするっていう手もありそうだ。そうそう、移動には列車を使うというのも面白そう。リスボンとポルトを結ぶ高速鉄道っていうのに乗ってみたい。

スペイン&ポルトガル鉄道の旅 (地球の歩き方BY TRAIN)


でも、次の2冊を読んだことで、「やっぱりレンタカーで田舎を回る方が面白そうかも」という結論に。

ポルトガル朝、昼、晩。

ポルトガル 小さな街物語
前者は、女性2人組の著者さんがアレンテージョ(リスボンから東の田舎のほう)の小さな街、エストレモスに2週間「住むようにして暮らす」旅をした話のエッセイ集。イラスト入りでのんびりとした街の生活と、そこでうろうろと過ごす異邦人2人組の不思議な旅(暮らし?)が書かれてる。

イラストも楽しいけれど、小さな文字でチマチマと書かれているエピソードがそれはそれは面白くて、なんだかこの人たちと同じ目線でアレンテージョの小さな街を歩いてみたくなっちゃったのだ(残念ながら、実際にはエストレモスには行けなかったのだけど…)。

後者は、最初の本とちょっと似た感じの食にまつわる街の紹介が書いてある紀行文。
この本の「国境の街、星の要塞/エルヴァス」という節に載っていた城壁の写真が印象的で、「エルヴァスに行きたい」と思った。

どの本も図書館で借りてさーっと読んだだけなので手元にないのだけれど、実際にいくつかの景色を見て帰ってきた今読んだら、もっと違う情報が見えてくるのかもしれませんね。手元に入手して、じっくり読んでみようかな。知らずに読んだ時には、その時の新鮮な興味の方向があって、その直感を信じて予定を組むことにしました。


そして、世界遺産の情報も考慮して、訪れた街は以下の通り(訪れた順)。
★がついているのは世界遺産のあるところ。
  • リスボン★
  • シントラ★
  • ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)
  • セトゥーバル

  • エヴォラ★
  • エルヴァス
  • ルドンド
  • モンサラーシュ

  • オビドス
  • アルコバサ★
  • ナザレ
  • バターリャ★
  • ファティマ
  • トマール★
  • コニンブリガの遺跡
  • コインブラ

  • アマランテ
  • サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)★(世界遺産は巡礼路)
  • ギマランイス★
  • ピニャオン★
  • ポルト★

ちょっと盛り込み過ぎて、のんびりした旅、という感じにはならなかったけど、世界遺産もたくさんあるから仕方ないよねー。次回は、南のリゾート地と、アレンテージョと、ドウロ川と…って、あれ?また盛り込んじゃいそう?(笑)

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1日目:晴天のリスボン(ベレン周辺)

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成田からフランクフルト経由(JAL)→リスボン(TAPポルトガルエア)で、前日の20:15に到着。ユーロ圏内では荷物の制限が厳しくて、機内持ち込み可の大きさのキャリーバッグだったのに預けさせられたものの、なんと人生初の荷物ベルトコンベアに1番最初に出てくるという幸運ですぐに空港の外へ。タクシーでホテルに21:10着(空港からの移動方法については観光TIPSにて)。ホテルのフロントに近くのレストランのおすすめを聞いて、ビールとタコサラダと干しタラのグラタンみたいなのを軽く食べて就寝(レストラン:MARACANA)。
(ホテルは、地下鉄サルダーニャ/Saldanha駅のすぐ近くのZenit Hotel。スペイン系のチェーン店でおしゃれでキレイで機能的。詳しくはホテルのページにて)

(※TAPのキャビンアテンダントが、みんなチョイ悪系のカッコいいオヤジ! ホテルのフロントや朝食バフェの係の人もチョイ悪系オヤジ。目の保養♪ さすが、ラテンの国! いい国だ)


1日目の観光は晴天の日曜日

月曜日が休みの観光スポットが多いので、日曜日のうちに行った方がいいところ…と考えて、1日目はベレン地区に行くことに決定。

移動のためにviva viagem(ヴィヴァ・ヴィアジェン)という地下鉄、バス、市電に1日乗り放題で約5ユーロ(0.50+4.60ユーロ。詳しくはTIPSページにて)というプリペイドカードを買って、これらの公共交通機関を活用。インフォメーションでもらえる地図に、バスや市電の番号が(わかりづらいながらも)書いてあるので、まず最初にインフォに行くのが吉。

それから、市電、バスは停留所の名前を読み上げてくれないので要注意(というのか、そもそもどこに停留所があるのか地図だけじゃわからん)。地図と照らし合わせながら、だいたいこのへん!っていうところで「STOP」ボタン(次の停留所で降りますのボタン)を押すこと。(最新型の市電(たまに走ってる)だと、停留所の名前が電光掲示板に出るので便利ー)。

1日目に行った観光スポットは以下の通り。

ジェロニモス修道院(世界遺産) 日曜日は14:00まで無料
発見のモニュメント 2.50ユーロ
ベレンの塔(世界遺産) 日曜日は14:00まで無料
(※お昼:パスティス・デ・ベレンという有名なカフェにて)
古美術博物館(5.00ユーロ)
(※夕食は友人の友人としてメールで連絡を取り合ったポルトガル人ご家族と食事)

まずは写真をだーっと。
(キャプションと一緒に見られる写真表示機能が使えなくなってしまいました。Googleフォトで見たほうが便利です。Goolgleフォトで見るにはここをクリック



写真のキャプションにもちょっと書いたけれど、この日の観光でのメモ。

ジェロニモス修道院
 ・日本人観光客がいっぱい
 ・併設のチャーチはミサ中に付き静かーに入って、静かーに出てきてね、という事前注意あり

発見のモニュメント
 ・4月25日橋がよく見える、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジそっくり!

ベレンの塔
・小さい監視用の塔だったとのこと、いちばん上まで行くには、人が2人、やっとすれ違えるだけの狭ーーい石造りの螺旋階段を上って行かなくてはならないのだけれど、交通整理されてないので、降りてくる人、上って行く人が壁に張り付きながらすれ違う。狭い螺旋階段でのすれ違いはめっちゃ怖かった。上って、降りたら、足ががくがくー。

・お昼は修道院のレシピを守って作っているという「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」で有名なパスティス・デ・ベレンへ。市電のジェロニモス修道院の駅のすぐ目の前。最初はお店の広さがわからず、満席だと勘違いして、その場で2つ買って、立って食べたものの、そのあと探検してみたら、お店の奥の方が広ーい。ということで、仕切り直しでナタだけじゃなくて、サンドイッチ、ナタ、水、ポートを頼んでお昼ご飯にする。

このお店では、テーブルの列ごとに担当ウェイターが決まっているらしく、他の列の担当のウェイターさんに合図を送ってもぜーんぜん無視される…。ま、そういう仕組みだから仕方ないんだけど、たまたま私たちが座った席の担当さんが最初はフロアにいなくて、ずーっと無視され続け……。仕組みわからない観光客にはエー?な時間が続いてしまいました。気持ちを大きく持ってぼーっと待ちましょう(笑)。

古美術博物館
午後はベレンからの帰り道にある「古美術博物館(Museu Nacional de Arte Antiga)」へ。地球の歩き方に★が3つついていたのと、狩野派の屏風があると書いてあったから。狩野派の屏風や、蒔絵と螺鈿で装飾された聖書台や、まさに宝箱!っていいたくなるようなトランクが1室にあつめられていて、日本に工芸品を発注していた歴史が偲ばれた。ビックリしたのは、「屏風」のポルトガル語が「Biombo(ビオンボ)」であったこと。日本語の音から単語ができたんだなーと思うとちょっと嬉しい。逆に、ガラスのコップのことを「copo」っていうんですね。「コップ」の語源が英語の「Cup」だと違和感があったけれど、ポルトガル語の「コポ」だったのか!と納得。

夕食
時差ぼけで疲れていたし、夕方5時ぐらいになると暗くなってくるので、1日目の観光は早めに切り上げてホテルで一休みのあと、地元の人の案内で夕食へ。公共交通機関では行けないだろうなーというおしゃれなレストランに連れて行ってもらいました(DARWIN)。

ここでもいくつか面白い話を聞けました。
ポルトガルの人たちは、ファースト、ミドル、ラストネームの3つどころじゃなくて、1人5〜6つの名前を持っているのが普通なのだそうだ。たいていは、母方父方の名字を名乗るし、名前もいくつかあったりするらしい。じゅげむじゅげむか!(笑) 娘さん(14歳)は「クラスの全員のフルネーム、ちゃんと覚えてるよー」と自慢げに話してました。へー。すごーい。私なんて男子の下の名前なんて全然覚えてないよー。

それから、「サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジにそっくりー」(いや、色がゴールデンゲートブリッジそっくりで、形がオークランドのベイブリッジにそっくり)と昼間の観光の時に思っていた「4月25日橋」。どうやら設計した会社がおなじとのこと。へー。っていうのか、そういう観光知識はほとんどチェックしないで観光してるヤツら(笑)。

こちらの言葉で「バカリャウ」と呼ばれる「干しタラ」。一般的には「魚料理には白ワイン」とされているけれど、バカリャウ料理には赤ワインを合わせるのがポルトガルでは普通なんですって。へー。

そして、こちらは16歳からアルコールOKなのだって。お母さんは18って行っていて、娘さんは16よ!と主張してたけど、本当はどっちなんだろ?(笑)
(※ワイン1本を含めた5人分の会計がめっちゃ安くてビックリ!)


この日の歩数:14598歩


(※写真のキャプションを文字だけで見たい方は「続きを読む」にて。)

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2日目:晴天のリスボン(市内観光)

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2日目はリスボン市内(バイシャ、バイロアルト、アルファマあたり)を、市電、バス、地下鉄を駆使して行ったり来たりの観光。この日も晴天。到着から2日間も晴天だったので、ポルトガルが雨期であることをすっかり忘れてました…翌日からずーっと雨になるとは…この時は知る由もなし…。

まずは1日目に24時間乗り放題で買ったviva viagemカードに、もう24時間分チャージする。駅の券売機であれこれやってたら、行きずりのキャリアウーマン風おねーさん(年下w)がテキパキと指で買い方を支持してくれた。さんきゅー。笑顔が眩しい。ポルトガル人、なんか、みんな親切ー。(24時間乗り放題分4.60ユーロ)。

この日に観光した場所(行った順)。

コルメシオ広場
(バイシャのワイン専門店でワインを物色。日本への送料が高すぎて断念)
サン・ジョルジェ城(7.00ユーロ)
カテドラルSe(無料)

(シアードのカフェ/BENARDでランチ。クロワッサン、アレンテージョスープ、コーヒー)
(本屋/Livraria Bertrandで地図購入<明日からのレンタカー移動の準備)

サンタ・ジェスタのエレベーター(viva viagemで乗れるが、さらに螺旋階段の上に行くには1.50ユーロ)
サン・ロケ教会
ケーブルカー(グロリア線)

エストレーラ聖堂(残念ながらイベント中とのことで中は見られず)

ケーブルカー(ビッカ線)
・散歩後、カモンエス広場から地下鉄でホテルへ

・夕食は徒歩で行ける範囲のレストランへ。おっしゃれーなレストランだったけど、ちょっと味が濃すぎ…。

リスボンではファドという音楽を聴いてナイトライフを楽しむ、という選択肢もあったんだと思うけれど、時差ぼけ&歩き疲れで、なーんかそんな気分にならず。それに、この季節だと日が落ちるのが早いしね。夜になっても明るい夏の季節に来た時にでも改めて楽しませていただきます(また来る気でいるよ(笑))。

坂道が多くて狭い土地に密集した古い街、市電があってケーブルカーがあって、海(川)が近くにあって、赤い橋がある……。なんだかサンフランシスコを観光しているような気分になりました。そういえば、数年前に訪れた函館でも「なんだかサンフランシスコみたい」なんて言いながら歩いたような気がする。海(川)が近くにあって坂道の多い小さな古い街、っていうのが好きなのかしら、私たち?

(キャプションと一緒に見られる写真表示機能が使えなくなってしまいました。Googleフォトで見たほうが便利です。Goolgleフォトで見るにはここをクリック



■おまけ:リスボンのケーブルカーの動画(グロリア線)

写真を撮ろうと思ってボタンを押したら動画の録画だった!...ということで、出発から到着まで、ほぼ全部の記録。短い!(笑)


この日の歩数:14615歩


(※写真のキャプションを文字だけで見たい方は「続きを読む」にて。)

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3日目:濃霧のシントラ、暴風のロカ岬

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昨日までの晴天がウソのように朝から雨

今日からはレンタカーを借りて移動だから、雨でもまあ大丈夫かな…と思ったら、今日のメインのシントラやロカ岬についた時には濃霧だったり暴風雨だったりで、もー大変。慣れないGPSと格闘したり、慣れないヨーロッパの道で右往左往したり、昨日の晩に続いてめっちゃ味の濃い昼食を食べちゃったりして、今日の宿のセトゥーバルのポザーダに到着した頃には体調最悪…。せっかくの豪華ポザーダの夕食をちゃんと食べられませんでした(涙)。

そうそう、この日、リスボン市内は朝の10:30まで地下鉄のストでした。昨日購入した24時間乗り放題のviva viagemでレンタカー屋まで行こうと思っていたのに当てが外れ、結局タクシーに乗ることに。ストが昨日や一昨日じゃなくてよかった……。

観光が雨と霧だったので、今日のメインイベントは「ポザーダ」(宿)。めっちゃ『城』! シンデレラ城のようなお姫様がいそうな城じゃなくて、中世の騎士がガションガションと歩いていそうな要塞のような城。インターネットで予約した時に「テラス付きシービュー」っていう部屋を選んだのだけど、まさにテラスがついてて海が見える部屋。ポザーダの公式ページに載っている景色が見える部屋!すごーい!…でも雨だからテラス使えなかったけど…(苦笑)。そして、リビングが別になっているスイート! でもそんなに高くない。1泊2人で138.00ユーロ(14,000円ぐらい?)。贅沢ー。もう何泊か泊まりたかった。

この日、観光した場所。

シントラ王宮(7.00ユーロ×2)
ペーナ宮殿(ムーアの要塞とのコンビチケットとトラム込みで 14.00ユーロ×2)
(※濃霧と雨のためムーア要塞にはいけず…無駄になったーー)
(隣町のあやしいイタリアン/PIC-NICで昼食)
ロカ岬(暴風雨〜)
(カスカイスを経由して海岸線をドライブ→リスボン市内経由→セトゥーバル)
4月25日橋を車で渡る
セトゥーバルのポザーダ(Pousada de S. Felipe)到着
(ポザーダのレストランで食事)

似たような写真が多いけど、写真をざーっと。
(キャプションと一緒に見られる写真表示機能が使えなくなってしまいました。Googleフォトで見たほうが便利です。Goolgleフォトで見るにはここをクリック




・シントラの王宮は、14世紀に作られた王家の夏の離宮。「王宮」という言葉からゴージャズででかい建物を思い浮かべるけれど、見た目は質素、中の調度品やインテリアはゴージャスだけど、1つ1つの部屋はコンパクトで、なんだか親近感を覚える感じ。

・ペーナ宮殿も同じような感じ。小さい部屋がたくさん。小高い山の上に建っているので、天気がよければ景色がいい……らしいんだけど、この日は雨&霧。数メートル先も見えない状態…というわけで、何を見に行ったのやら…って感じ。コンビチケットということで「ムーアの城壁」も見ることができるはずだったんだけど、山道を徒歩で行かなくてはならないらしいし、行ったとしても景色が全く見えないんじゃ意味ないじゃんーー、ということで行くのをやめました。ちっ。

・ロカ岬は、ユーラシア大陸の最西端。岬の先っぽに建つ石碑には、ポルトガルの詩人カモンエスの詩「ここに地果て、海始まる」が刻まれている。この日は雨も強いし風も強い暴風雨〜〜。写真だけとってそそくさと次に向かいました。あーあ。

この日の歩数:6742歩
この日の走行距離:149km

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4日目:胃痛でエヴォラ

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昨日の濃霧暴風雨シントラ・ロカ観光と、慣れない道とカーナビの操作と、昼に食べたあやしい料理のせいで、2人とも体調不良。食欲もほとんどなし。せっかくのポザーダの豪華な朝食なのに〜。

本当は、本で読んだ『セトゥーバルの朝市で食べるケージョ・フレシュコ(フレッシュチーズ)』を朝のお散歩で食べるつもりだったのに、雨も降っているし、食欲はないし、歩く元気もない……ということで断念。うー、くやしい。

本当は、アレンテージョの小さな街(村?)をたくさん観光しながら今日の宿泊予定地エルヴァス(スペインとの国境近くの街)までドライブする予定。もちろん、紀行エッセイ本の2人が暮らした街『エストレモス』にも寄るつもりだったのだけれど、世界遺産の街『エヴォラ』を観光したら既にぐったり………。泣く泣くエストレモスを通過して、とにかくエルヴァスへ……。

ポザーダに到着しても、観光する気力も、食欲もなく、結局、昼食/夕食抜きで早寝したのでありました。飛行機疲れ+2日間の晴天でのハリキリ観光+寒い暴風雨の観光+運転(ナビ)疲れが全部この日に重なっちゃったという感じ。あー、もう若くないのね(涙)

この日の移動&観光。

【移動】セトゥーバル→エヴォラ(有料道路:7.10ユーロ)

エヴォラ
 ・ディアナ神殿
 ・水道橋
 ・カテドラルSe(3.50ユーロ×2)

【移動】エヴォラ→エルヴァス(有料道路:5.50ユーロ)

エルヴァス
 ・ポザーダ(Pousada de Santa Luzia)到着


(キャプションと一緒に見られる写真表示機能が使えなくなってしまいました。Googleフォトで見たほうが便利です。Goolgleフォトで見るにはここをクリック






Evoraの駐車事情:初めての城壁の街、駐車スペースってどうなってるんだろう?というのがわからなかったので、とりあえずカーナビにインフォメーション[i]の場所をインプットして街の中へ。城壁を入って細い道を進んで、広場の前へ。…とはいえ、駐車スペースはなさそう。一時停止させといて、インフォメーションで地図をもらって駐車場の情報を聞いてみたら「城壁の外にいっぱい無料の駐車場があるから、そこに駐車してください」とのこと。城壁の街に車で入るべからず(もちろん地元の人は入ってるのよ)。…という教訓をここで得た…つもりだったのだけど、これからあとも、車ではいろいろな迷宮に迷い込むことになるとは、この時の私たちは知らないのでありました(笑)。

・有料道路の料金は、全てクレジットカードで支払いできました。便利ー。


この日の歩数:10377歩
この日の走行距離:186km


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5日目:アレンテージョの小さな街:ルドンドとモンサラーシュ

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前日、とにかくゆっくり寝たおかげで少し体調も少しは良くなる。よかったー。

エルヴァスのポザーダには2泊。
この日は、エルヴァスからの日帰り観光。近くの街を2つぐらい観光して、最後に、まだちゃんと見てないエルヴァスを見ようということに。陶器の工房がたくさんある街「ルドンド」と、のどかで小さな城壁の村「モンサラーシュ」に行ってみることにする。

天候は、雨が降ったりやんだり。シントラやロカ岬の時のような暴風雨にはならず、雨の間に時たま晴れまにも恵まれる天気。てくてく散歩しながらの観光だったから、どしゃ雨じゃなくてよかった。


【エルヴァス】
・サンタ・ルジア要塞から街を眺める

【ルドンド】
・ワイン博物館(…というのかツーリズモ)
 (※アレンテージョのワインがたくさん売ってた)
・教会???
・エノテカというワインバー(閉まってる)がある小さな城壁の辺を散歩
・陶器の工房を見学 ポルトガル語で説明してもらう
 (※説明代に…と小さなお皿を1個買うw)

【モンサラーシュ】
・小さな城壁の村(教会、城、城壁)
 (レストランで食事)

【エルヴァス】
・ノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会
・城
・水道橋

憧れていたアレンテージョの小さな街(村)で見るものは、なんでも新しくて(城以外は(笑))、写真多めです。キャプション少なめなので、ぼーっと「景色」を楽しんでいただければ…。そういえば、今日は入場料が必要な観光スポットはありませんでした。そして、日本人観光客にも出会わず…でした。というのか、リスボンとポルト以外では、日本人を見かけませんでした。

写真が多くなるってことは、この景色が好きだったんだよね、きっと。また行ってみたいなー、アレンテージョ地方。

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【旅行メモ】

・今日はハンチング帽のおじさん達をたくさん見られた!
・いい具合に朽ちた感じの街の景色がいい感じ
・ツーリズモインフォメーションが、12:00〜14:00に昼休みを取るところが多い。モンサラーシュでは地図がもらえなかった。残念。
・ICO(※)の世界。どこでも城跡。囚われの少女はどこ?
オリーブ、ぶどう、コルク樫、牛、馬、羊、豚
・収穫が終わったと思われるぶどうの木の枝を切ってないのは何故?
・エルヴァスは家にアンテナが立っていて、景観があまりよくないなー。
・エルヴァス、大きすぎて、あまり城壁の街って感じがしない…。ちょっと残念。
・夕飯を少ししか注文しなかったら(食べられないから…なのだけど)、気を使ってくれたのか、バカリャウ・ア・ブラス(ゴールデンコッド、という英名がついてた)をちょっとだけ味見させてくれた。これがめっちゃ美味しかった!自分が注文したメイン料理よりおいしかった!(笑)
・ポザーダのレストランは「半分」っていう注文の仕方をさせてくれなかった…。

(※ICOはゲーム名。名作。気になった方は検索してみてね。)


こ日の歩数:9162歩
この日の走行距離:208km


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6日目:世界遺産強行軍1:オビドス、アルコバサ、ナザレ、バターリャ

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この日はちょっと強行軍。
スペインとの国境近くの東の街エルヴァスを出発して、リスボンの北側の街をいくつか観光する予定。それも、世界遺産が2つもある。昨日はのんびり出発したけれど、今日は、とにかく午前中にオビドス(エルヴァスから250kmぐらい)まで行かなくては。

城壁の街オビドス、世界遺産の修道院があるアルコバサ、港町ナザレ、世界遺産の修道院があるバターリャと4つの街を観光して、最後、なんとかファティマまでたどり着くことができました。

小さくて素朴な感じのアレンテージョとは雰囲気が違い、何となく、いろいろなものが「大きい」。そして、似たような修道院とか教会とかをたくさん観光したら、途中からどこがなんなのかわからなくなって来ちゃいました(苦笑)。

この日も、雨が降ったりやんだり。本当に雨期なんだなぁー。

【オビドス】
城壁の街。車で入ってしまったら、出口が見つからなくて右往左往…。
・サンタマリア教会、サンタマリア広場

【アルコバサ】
サンタマリア修道院(世界遺産)(6.00ユーロ)

【ナザレ】
・海岸と景色(特に観光スポットという感じでもない)

【バターリャ】
バターリャ修道院(世界遺産)(6.00ユーロ)

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【旅行メモ】

オビドスに車で侵入するなかれ!(苦笑)
今までと同じように、「とりあえずツーリズモインフォメーションの住所をカーナビに入力して、駐車場はそれから考えようー」とカーナビくんを信じてズンズン進んで行ったら、進入禁止の出入り口から城壁の中に入っちゃいました。通常、車で出入りできる出入り口は1つだけ(私たちが入ったのは地図に書いてない出入り口)。でも、街の中からだと、出入り口に見えないため(建物の入り口に見えてしまう)、同じところ(それも細ーい石畳の道で歩行者に迷惑がられながら)をぐるぐるぐるぐる。結局、街の中のお店の人に「お願い、この街から出たいの!車で出られる場所を教えて!」と聞いて、なんとか出ることに成功。……決して城壁の街の中に入るべからず。オビドスの場合は、ポルタ・ダ・ヴィラという入り口の門の近くで駐車できる場所を探すべし

夕食のコツ
最初の数日で味が濃くて量の多い食事を食べて胃が参っちゃったことを教訓にして、「スペインのバルみたいなところに行こう」と思ったのだけど、どうもそういう居酒屋的レストランって一般的じゃないみたい。ということで、この日は、サラダとメインを1品ずつ頼んで2人で分けっこすることに。それでも量が多いー。食事については別ページで語る予定。

この日の歩数:11568歩
この日の走行距離:…メモし忘れ。翌日と合わせて678km


(※写真のキャプションを文字だけで読みたい方は「続きを読む」にて。)

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7日目:世界遺産強行軍2:ファティマ、トマール、コインブラ

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世界遺産強行軍2日目。と書いてみたのはいいけど、よく考えたら世界遺産があるのはトマールだけだった。
でも、この日は観光するものがすごくたくさんある日でした。なんとか写真を厳選してみたものの、もっともっと見せたい写真がいっぱい。雨も降ったけれど、比較的太陽が出ている時間が多くて気持ちのよい1日になりました。

【ファティマ】
巡礼地バシリカ

【トマール】
キリスト教修道院(世界遺産)(6.00ユーロ)
 (広場のカフェでランチ)

コニンブリガの遺跡】(4.00ユーロ)

【コインブラ】
コインブラ旧大学

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【旅行メモ】

ファティマは「観光地」ではなくて「巡礼地」
土曜日だったこともあるのかもしれないけれど、大型バスが何台も団体さんを運んで来てました。観光する場所ではなく、本当に宗教的な意味での巡礼地なのだろうな、という感じ。見るものは、とにかく全てが「大きい」という感じ。街自体も、巡礼しに来た大量の人に対応した街なのだろうな。毎年、5月と10月の集会の時には、果てしなくでかい広場が人でいっぱいになるのだそうだ。

トマールのキリスト教修道院(世界遺産)
写真は何枚かしかピックアップできなかったけれど、ここも見るところがたくさん。そうそう、街の広場の方から歩いて山道を登って行ったんですが、なんだか「本当に観光地?」っていう感じの、本当に奥深い山道。みんなどこから登るんだろう?車の人はどうやら山の上にも駐車場があったみたい。うーん、情報不足。

コニンブリガの遺跡(ローマ時代の街)
コインブラの南15kmぐらいのところにあるローマ帝国の都市の遺跡。車で行かないと行きづらい観光地だし、ちょっと寄ってみる?と軽い気持ちで行ったんですが、すごく充実してました。広い場所にたくさんの遺跡。写真では表しきれないぐらい見るものがたくさん。モザイク模様の床の保存状態の良さに感動

コインブラ
観光したのは旧大学だけ。コニンブリガの遺跡に時間を割いてしまったので、到着したのは既に4時過ぎ。入場料を払わないと入れない場所には入れませんでした。なので、外から見て写真撮っただけ。そうそう、ここも小高いところにあったので、細い階段をたくさん登りました。ポルトガル観光、体力が必要だね。

・アマランテで食べたタコのフリットが最高に美味しかった!

この日の歩数:16,834歩
この日の走行距離:…メモし忘れ。前日と合わせて678km

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8日目:巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)に遠征

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今日はスペインに遠征。
キリスト教の聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ。その巡礼路が世界遺産になっているわけだし、大聖堂にだけ行っても意味ないんじゃ?…という意見もございましょうが、まぁ、キリスト教徒でもないし、近くまで行くんだから、行かねば!…ということで遠征を決めました。今後、スペイン旅行をすることがあっても、場所的に、ここまで来るのは大変だろうし、ポルトガルから行った方が近そうだしね。

往復で500kmぐらいありそうなので、今日の観光はそれだけ。アマランテを出発して、ギマランイスに戻ってくる。アマランテの観光は、有名な「タメガ川にかかる橋」を写真に収めるだけで終了。せっかく宿泊までしたのに、冷たいヤツです(笑)。

【アマランテ】
・橋の写真を撮って出発

【サンティアゴ・デ・コンポステーラ】(スペイン)
・カテドラル(ミサ中)
・聖ヤコブの棺
・カテドラル併設の博物館(5.00ユーロ)
 (カフェでランチ)

【ギマランイス】
・旧市街地に隣接の広場が工事中でホテルの場所が分からず1時間半うろうろ。観光できず。


(キャプションと一緒に見られる写真表示機能が使えなくなってしまいました。Googleフォトで見たほうが便利です。Goolgleフォトで見るにはここをクリック



【旅行メモ】

サンティアゴ・デ・コンポステーラ
9世紀に聖ヤコブ(サン・ティアゴ)の墓が発見されたことから聖地となった場所。ヨーロッパ中から巡礼者がやってくるようになって、その巡礼路が世界遺産に登録されてる。日曜日のミサも行われているし、広場にも人がいっぱい。歩いて北っぽい人たちもいれば、バスで到着したと思われる団体さんもいて、あちこちで団体さんの集合写真を撮ってました。海外の観光地で「団体集合写真」を撮っている姿を見るのって珍しいよね。

特別なミサの日ではないので、ぶんぶんと振り回される有名なボタフメイロは使ってなかったけれど、「あー、ここを大きい香炉が行ったり来たりするのね」という場所をじっくり見てきました。ボタフメイロの実物は併設の博物館で見ることができました。博物館は写真NGだし、ミサ中のカテドラル内部も写真撮るって感じじゃないし、写真はほとんど撮らず。でも、ミサ中なので見られないかと思った聖ヤコブの棺は見られました。

ギマランイス
歴史地区に車で入るところにある広場が工事中だったため、ホテル(Hotel Toural)への入口が分からず、結局1時間半、うろうろすることに…。地球の歩き方は車で移動する人のための情報が書かれてないので、こういうとき、困るんだよねー。それから、地球の歩き方に書いてある「街の入口の壁」にあるというポルトガル発祥の地という文言、入口の壁ってどこだよっ!…って、この文章だけでは分からないよね…。分かりづらーい。観光は翌日に続く。

この日の歩数:8778歩
この日の走行距離:459km

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