『2週間の休みが取れそうだから、ヨーロッパにでも行くか。スペインもイタリアも行きたいけど、ポルトガルのほうがビックリされるんじゃない?それに「ポートワイン」の産地だし、ワイン好きの旅行先としては「合格」って感じだよね』…ということで少しずつ興味がわいてきたポルトガル。図書館で何となく借りたこの本を読んで、本当に「行きたい」と思うようになりました。
ようこそポルトガル食堂へ (私のとっておき)
食べ物を軸に書かれたポルトガル紀行。いろいろな美味しそうな料理が紹介されていたなかで、私が特に気になったのが、この3つ。
・微発泡ワイン
ヴィーニョ・ヴェルデ
・市場で売ってる作りたてチーズ
ケージョ・フレシュコ
・パスティス・デ・ベレンというカフェの
パステル・デ・ナタ(エッグタルト)
ヴィーニョ・ヴェルデは、日本でもポルトガル食材専門店や、気の利いたワイン屋にはたまーに置いてあったりして日本でも飲めるけれど、やっぱり本場で飲んでみたい。
ポルトガルには、
リスボンとポルトという大きな都市が2つある。パック旅行やガイドブックを見ると、この2つの都市を起点として日帰り観光をするっていう手もありそうだ。そうそう、
移動には列車を使うというのも面白そう。リスボンとポルトを結ぶ高速鉄道っていうのに乗ってみたい。
スペイン&ポルトガル鉄道の旅 (地球の歩き方BY TRAIN)
でも、次の2冊を読んだことで、
「やっぱりレンタカーで田舎を回る方が面白そうかも」という結論に。
ポルトガル朝、昼、晩。
ポルトガル 小さな街物語
前者は、女性2人組の著者さんがアレンテージョ(リスボンから東の田舎のほう)の小さな街、エストレモスに2週間
「住むようにして暮らす」旅をした話のエッセイ集。イラスト入りでのんびりとした街の生活と、そこでうろうろと過ごす異邦人2人組の不思議な旅(暮らし?)が書かれてる。
イラストも楽しいけれど、小さな文字でチマチマと書かれているエピソードがそれはそれは面白くて、なんだかこの人たちと同じ目線でアレンテージョの小さな街を歩いてみたくなっちゃったのだ(残念ながら、実際にはエストレモスには行けなかったのだけど…)。
後者は、最初の本とちょっと似た感じの食にまつわる街の紹介が書いてある紀行文。
この本の
「国境の街、星の要塞/エルヴァス」という節に載っていた城壁の写真が印象的で、「エルヴァスに行きたい」と思った。
どの本も図書館で借りてさーっと読んだだけなので手元にないのだけれど、実際にいくつかの景色を見て帰ってきた今読んだら、もっと違う情報が見えてくるのかもしれませんね。手元に入手して、じっくり読んでみようかな。知らずに読んだ時には、その時の新鮮な興味の方向があって、その直感を信じて予定を組むことにしました。
そして、世界遺産の情報も考慮して、訪れた街は以下の通り(訪れた順)。
★がついているのは世界遺産のあるところ。
- リスボン★
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シントラ★
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ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)
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セトゥーバル
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エヴォラ★
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エルヴァス
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ルドンド
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モンサラーシュ
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オビドス
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アルコバサ★
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ナザレ
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バターリャ★
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ファティマ
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トマール★
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コニンブリガの遺跡
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コインブラ
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アマランテ
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サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)★(世界遺産は巡礼路)
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ギマランイス★
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ピニャオン★
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ポルト★
ちょっと
盛り込み過ぎて、のんびりした旅、という感じにはならなかったけど、世界遺産もたくさんあるから仕方ないよねー。次回は、南のリゾート地と、アレンテージョと、ドウロ川と…って、あれ?また盛り込んじゃいそう?(笑)